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社会

2018年3月27日

シンガポール、賭け事をした成人は52%、カジノ賭博は少数

シンガポールでは賭け事を楽しむ成人の割合が拡大した。賭博依存に関する委員会が3月26日公表した2017年の調査結果によると、年齢18歳かそれ以上の国民、永住者のうち、過去1年間に賭け事をしたことがあるのは52%で、2014年調査の44%を上回った。賭け事には友人間の賭けマージャンなど、私的な場における賭け事も含まれる。

 

委員会は2005年から3年ごとに調査を行っており、今回は3,000人を調査した。賭け事で最も人気があったのは4桁の番号を予想する4Dで、回答者の42%が購入した。次いでトトが36%、マージャンなど友人間の賭け事が21%。オンライン賭博、競馬、カジノで運試しをした、との回答者は1%にとどまった。

 

公営賭博管理庁の昨年3月期決算によれば、4D、トト、スポーツ賭博の収入が72億Sドル(約5,773億9,300万円)で、2012/13年度と比べ15%増加した。

 

民族別で賭け事をしたことのある国民、永住者は、中国系人が62%(14年調査では53%)、インド系人が約33%、マレー人が10%以下だった。中国系人は若い時に賭け事を知る例が多く、祝祭の時に家族や友人と賭け事を楽しむことは許容範囲とみなされている。

 

賭博依存者の割合は0.7%から0.9%へ拡大した。人口統計によれば、20歳以上の国民、永住者は310万人で、0.9%は2万8,000人に相当する。

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