2018年5月7日
口座情報の提供を求める不審な電子メール、シンガポール金融庁が注意呼びかけ
口座情報の入力を促す不審な電子メールが最近増加しており、シンガポール金融管理庁(MAS=中央銀行)が警戒を呼びかけている。
身分証明書番号、クレジットカード番号、ユーザーID、パスワードなどの入力を求める内容のメールで、口座から不正に資金を引き出すのが目的。銀行が出したメールを装い、個人情報の更新が必要との理由で入力を促すやり口が多い。MASの規定を満たすため、と書いてあるメールもある。
この種の詐欺的メールを受け取った場合、直ちに取引銀行に連絡するよう、MASは銀行利用者に求めた。銀行は直ちに利用者保護の措置を講じるという。自身の口座で不審な資金移動があるのを見付けた場合も、速やかに銀行に連絡するのが望ましいという。