2018年5月15日
選挙後初の証券取引と外為市場、円滑な政権移譲を好感
【クアラルンプール】希望同盟(PH)が勝利した5月9日の総選挙後、初の取引がブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)で行われ、株価指数のFBM・KLCIは5月8日より3.91ポイント高い1,850.42で取引を終えた。
取引開始早々は売り圧力がかかったが、こうした悲観売りは前場の中ほどまでで、その後は買いが優勢になり、株価指数は一時50ポイント上昇した。
5月8日と比べ株価が上昇したのは930銘柄、下落したのは405銘柄。出来高は65億8,000万株、売買額は73億リンギ(約2,018億円)と大商いだった。
外為市場では、取引開始時にはリンギが下落したが、その後は持ち直し、5時時点の相場は1米ドル=3.9435リンギと8日より0.18%上昇した。
アレカ・キャピタルのウォン最高経営責任者は、「スムーズな政権移行、政権アドバイザーである賢人委員会の設置を市場は好感した」と述べた。
証取の活動で外国人投資家は売り越しだったが、国内機関投資家は買い越しだった。
出典;ザ・スター、ザ・サン