2018年5月22日
シンガポール、電子インボイスの標準化を決定、欧州規格を採用
イスワラン通信・情報相は初開催のデジタル産業デーのイベントで、欧州規格の全欧州オンライン公共調達(PEPPOL)をシンガポールの電子インボイス(請求書)として採用すると発表した。取引がスピードアップし、間違い、経費を最低限にとどめることができるという。
電子インボイスは納入業者と買い手間の代金請求を、自動的に生成、交換、処理するシステムで、コンピューターからの印字、PDFファイル作成など人手がかかる現行のデジタルインボイスに取って代わるものとなる。
欧州以外でのPEPPOL採用はシンガポールが初めて。同システムは相互互換性があり、ネットワーク上のいかなる会社も互換性の問題を気にせず相手方とのやり取りが可能だ。
ほかのデジタル化推進計画では、ビジネス上の困難、問題に直面した企業が不特定多数から解決法を探ることのできる「オープン・イノベーション・プラットフォーム」は6月に立ち上げる。
シンガポール企業を、シンガポールに拠点を置く情報通信・メディア関係企業や研究機関、高等教育機関の研究者といった支援パートナーと結びつけるプラットフォームで、支援パートナーとして既に20団体が登録した。