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シンガポール、ウオータールー通りのクリシュナ寺院、新装祝賀行事を開始

148年の歴史を誇るスリ・クリシュナ寺院の改装工事が終わり、6月3日、インド音楽と踊り子による踊りの中、改めて寺を神聖化する祝賀行事「マハ・サンプロクシャナム」が始まった。

 

同日の祝賀には約1万人の信者が参拝。インド系のイスワラン通信・情報相も来費として出席した。午前9時15分、インドから招かれたヒンドゥー教の僧侶が聖水を表門と丸天井にかけ式典が開始された。神聖化の祭礼は48日間にわたり行われる。神聖化は12年に1回の行事。

 

技術専門学校シンガポール・ポリテクニックのインテリアデザイン講師が、寺院理事長の義理の娘で、改装に一役買った。

 

改装工事には4年と400万Sドル(約3億2,600万円)の費用をかけた。柱、天井、丸天井は改修。丸天井と周辺に配置された像は金メッキの銅製。柱の装飾は2人の彫り物師が3年をかけ製作した。

 

工事中、信者が参拝できるようクリシュナの生涯を描いた天井画は天井に直接描く方法をとらず、インドで製作し、現場で組み立てた。

 

スリ・クリシュナ寺院は、クリシュナの偶像がウオータールー・ストリート(当時はチャーチ・ストリート)のバンヤンの木の下に設置された1870年が創建の年。2014年に保存指定を受けた。