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経済

2018年6月21日

シンガポール・ブギスのランドマーク「ロチョー・センター」、26日から取り壊し

陸運庁(LTA)は6月20日、1970年代のブギスの雰囲気を残す公営団地、ロチョー・センターの取り壊しを6月26日から始めると発表した。北部と市中心部を結ぶ南北輸送回廊建設のためだ。

 

建物は4棟で、赤、青、黄、緑の色合いが特徴。敷地面積は1万3,749平方メートル。567戸の住居部分と、商店、クリニックなどが入居する183店で構成しており、住民のほとんどはアッパー・ブーン・ケン・ロードの団地「カラン・トリビスタ」に転居した。

 

工事を受注したのはアイク・スン・デモリション・アンド・エンジニアリング。工事期間中、歩行者は覆いのついた専用通路を利用することになる。建物周辺には既に、騒音、ほこりの拡散を防ぐためのスクリーンが張られた。工事中、ほこりを抑制するための散水も常時行われる。

 

取り壊しは来年4月末までに終わる予定で、その後、南北回廊の建設工事が開始される。 南北回廊は全長21.5キロの高速道路だが、単なる高速道路ではなく、バス専用レーンとサイクリングレーンを完備したシンガポール初の輸送回廊とされる。

 

高速バスの運行が開始されれば、北部ウッドランズ、センバワン、イシュン、アンモキオと市中心街の所要時間は30分、短縮される。回廊の完工は2026年。

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