2018年7月12日
シンガポール、海事センター順位で5年連続の1位
シンガポールは、新華社とバルチック海運取引所がまとめている国際海運センター発展(ISCD)指数で、1位の座を5年連続で維持した。
海事センターを持つ港湾都市を比較した指数で、世界各地の有力港湾都市43カ所を比較している。
2位から10位は、香港、ロンドン、上海、ドバイ、ロッテルダム、ハンブルク、ニューヨーク、東京、釜山。香港がロンドンを抜いて2位になったのは5年ぶり。バルチック海運取引所によると、ロンドンの後退は欧州経済の低迷が原因。一方、ロッテルダムはデジタル化による効率改善で8位から6位に順位を上げた。
ISCD指数では、船舶売買や長期傭船の仲介、エンジニアリング、海運法、船舶金融など海事サービス部門の強さを比較している。
バルチック取引所のマーク・ジャクソン最高経営責任者は「指数調査報告は、港湾都市で常に競争、技術革新が発生していることを示している」と述べた。