米コーネル大学、有力ビジネススクールの仏インシアード、世界知的所有権機関(Wipo)が共同でまとめたイノベーション(革新、新機軸)ランキングで、シンガポールは5位、アジアだけの順位では1位にランクされた。
総合1位はスイスで、以下はオランダ、スウェーデン、英国。6位から10位は、米国、フィンランド、デンマーク、ドイツ、アイルランド。アジアからは韓国が12位、日本が13位にランクされた。
知的財産の登録申請、モバイルアプリの創出、教育支出、学術・技術出版、行政など80項目を調べ点数化した。
項目別評価で、シンガポールは政府効率、政治的安定、安全度、外国からの直接投資で1位の評価だった。しかし教育への支出、学生と教師の比率、環境、生産性向上率、国産の商標・工業意匠では低評価だった。
米国は順位を4位から6位に下げたが、研究開発(R&D)への投資などイノベーション投入、生成では最高の評価だった。
中国は22位から17位に順位を大幅に上げた。インドネシア、マレーシア、タイ、ベトナムなど中・低所得国はイノベーション面の進展が顕著だった。