【クアラルンプール】空港運営会社のマレーシア・エアポーツ・ホールディングス(MAHB)は8月13日、同社が運営する国内にある空港の75%は赤字で、国民の利便性を考えて採算部門の利益で赤字部門の穴を埋めていると明らかにした。
世界の空港ランキングでシンガポールのチャンギ国際空港は1位にランクされることが多いが、クアラルンプール国際空港(KLIA)は順位が低い点を取り上げ、「マレーシアの空港運営は独占である以上、旅客に対する空港利用税以外に、航空会社に着陸料金や駐機料金を課すこともできるはず」との記事が発表された。
これに対して、MAHBは、空港関連税は規制されていること、空港運営も厳しい監督下にあることを強調。記事は正確さを欠くと反論した。MAHBは3つの国際空港、16の通常の国内空港、滑走路が短い18の国内空港を運営しており、設備投資、運営に巨額の経費が掛かっているとした。
空港関連税の賦課方法もマレーシアとチャンギ空港では異なり、KLIAとチャンギの単純比較はできないという。
出典;ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・サン、ザ・スター、ベルナマ通信