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シンガポール企業の海外不動産投資、6月までの1年で46億ドル

不動産情報リアル・キャピタル・アナリティクス(RCA)のまとめによると、シンガポール企業による6月までの1年間の海外不動産投資は46億米ドル(約5,116億円)だった。

 

投資先別では、対豪州投資が前年比32%増の33億米ドルで、アジア太平洋地域における国外不動産投資の、投資先別ランキングで4位だった。

 

1位は中国企業による対香港投資で、同313%増の約92億米ドル(約1兆230億円)。2位が米企業による対日投資で6%増の約42億米ドル(約4,671億円)、3位が香港企業による対中投資で40%減の37億米ドル(約4,115億円)。

 

5位が中国企業による対日投資で8%増の約33億米ドル(約3,670億円)。中国企業による国外投資のうち、シンガポールの不動産に対しては売却額も多く、わずかな純増にとどまった。対日は売却がゼロだった。

 

今年上半期のシンガポール国内の不動産取引は前年同期比12%減の76億米ドル(約8,452億円)。件数は50件と多かった。巨額物件の取引が少なかった一方、コンドミニアムの区分権所有者の合意による資産の共同売却が多かった。