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シンガポールでアフリカ・ビジネスフォーラムを開催、航空路新設が交流拡大の鍵

サハラ砂漠以南のアフリカ12カ国の閣僚クラスが参加する隔年開催のアフリカ・シンガポール・ビジネスフォーラムが8月28日、貿易推進機関エンタープライズ・シンガポールの主催で開催され、経済交流を活発にするための協議が持たれた。

 

基調演説でシンガポールのチャン・チュンシン通産相は参加者に、シンガポールを東南アジアへ進出する拠点として利用するよう要請した。

 

チャン氏は「世界ではグローバル化から後退する動きが見られるが、経済協力、統合を継続することが、アフリカ、東南アジアには重要だ」と述べた。

 

シンガポール・アフリカ・フォーラムは3回目。アフリカの航空会社でシンガポールに乗り入れているのはエチオピア航空とモーリシャス航空だけで、チャン氏は、航空路をさらに開設することがビジネス交流の拡大につながると訴えた。

 

フォーラムでシンガポールはガボンと二重課税防止協定を交わした。シンガポール製造業連盟とエジプト企業家協会は、相手国企業との提携を希望する企業に、有望な相手候補を紹介するサービスを提供する。

 

民間レベルでは、建設会社のウエル・アンド・エーブルがセネガルでの物流センター建設工事を受注した。グレーマティクスはケニア企業と提携し、南ア、ナイジェリアで情報通信技術サービスを提供する。政府系GeTSアジアはケニアで貿易用ブロックチェーン(分散型ネットワーク)プラットフォームを展開する。