食品・雑貨、料理宅配のオネストビーは南西部パシル・パンジャンの工業ビル内に、現金不要のスーパーマーケット「ハビタット・バイ・オネストビー」を開設した。10月18日に営業を開始する。支払いを自動化した店舗で、客はスマホのアプリで支払いを済ませると、ロボットから商品を受け取ることができる。現金での支払いも可能だが、レジ係はおらず、自動化機械で支払いを行う。
現金不要のスーパーマーケットはシンガポール初。売り場面積は5,574平方メートル。生鮮食品を含め2万点を揃えた。日本など海外展開も計画している。
オネストビーは2015年創業の宅配業者。実店舗への参入についてポーリン・プン店長は「オンライン小売業の販売額は世界の小売業の10%以下。これまで培った物流能力を活用する」と語った。オネストビーは店舗をオンライン注文の発送拠点としても利用する。
買い物の済んだ客がカートを自動化システムに入れると、舞台裏でロボットが商品をつまみ上げ、スキャンし、再利用可能な袋に詰める。この間5分。
客が受取場所でQRコードをスマホで読み取り支払いを済ませると、ロボットから商品が渡される。ロボットシステムは1時間に300件の買い物を処理できる。
購入品が10個以内の客は自分のスマホで商品のコードを読み取り、オネストビーのアプリで支払いを済ますことができる。
店舗内には飲食施設も15店、整備された。東京風パンケーキのリズ・ラボ・キッチンなどが入居している。