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社会

2018年10月18日

食糧安全保障指数、シンガポールが1位に

エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)がまとめた世界食糧安全保障指数で、シンガポールは3つ順位を上げ1位にランクされた。EIUが調査を2012年に初めて以降、シンガポールが1位になったのは初めて。

 

EIUは113カ国について、価格の手頃さ、入手性、質と安全性、天然資源・弾性の4項目を調べた。弾性は突発的大事件や災害から立ち直る能力を指す。

 

シンガポールは価格の手頃さで高い評価を得た。高所得国であること、輸入農産物関税が113カ国中最も低く、安く輸入品を購入できるためだ。

 

しかし食料のほとんどを輸入に依存しているため、洪水、日照り、水不足など気候変動の影響を非常に受けやすいという。産地が気候変動の影響で不作の場合、輸入が途絶する恐れがあるためだ。このリスクを考慮すると、シンガポールの食糧安全保障は16位に後退する。1位はスイス。

 

農食品・獣医庁によれば、シンガポールの自給率は、野菜が8%、魚が8%、卵が26%。穀物は全量を輸入している。

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