2018年11月8日
シンガポール、使い捨て箸、二酸化硫黄残留は低レベル
シンガポール消費者協会(CASE)は11月7日、シンガポールで供されている使い捨て木製、または竹製の箸(はし)にハイレベルの二酸化硫黄(亜硫酸ガス)の残留は認められず、おおむね安全だと発表した。
二酸化硫黄は、漂白目的、およびカビ、害虫の繁殖、侵入を防ぐため割りばしなど使い捨て箸に用いられている。
CASEは、域内でここ数年、有害な化学物資の残留が使い捨て箸に認められたとの事件を受け、残留化学物質の調査を行った。台湾では命にかかわる毒物が残留している使い捨て箸が確認された。人は二酸化硫黄に過剰にさらされると、呼吸器系に障害が起こることがある。
CASEは20セットの使い捨て箸を検査した。残留二酸化硫黄は7~364ミリグラム(キロ当たり)だった。
シンガポールに残留レベルの規則はないが、中国は600ミリグラム以下、台湾は500ミリグラム以下に規制している。
CASEはデパート、スーパーマーケット、住宅団地の商店から購入した箸を調べ、テイクアウト食品で使用される箸は含めなかった。漂泊のため白さが目立つ箸、つんと匂いのする箸は避けるようアドバイスしている。