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シングテル第2四半期は大幅減益、デジタルライフ部門が赤字

通信最大手の政府系シンガポール・テレコム(シングテル)は11月8日、第2四半期(7~9月)決算を発表した。純利益は前年同期比77%減の6億6,700万Sドル(約553億円)で、四半期ベースでは過去15年で最低。為替差損、関連会社からの利益貢献の低下、豪州ブロードバンドサービスの停止が影響した。

 

リストラに伴う特別損失として4,800万Sドル(約39億8,000万円)を計上。前年同期は資産売却で19億Sドル(約1,575億円)余りの特別利益を計上しており、これを除外すると純利益は22%の減少になるという。

 

デジタルマーケティングなどデジタルライフ部門は3,400万Sドル(約28億1,800万円)の営業損失を出した。国内消費者部門は他社への乗り換えが少なく、営業収入は5.5%増の5億5,500万Sドル(約460億円)だった。

 

シングテルが出資する域内通信会社のうち、インドのエアテルとインドネシアのテルコムセルからの営業利益貢献は減少したが、フィリピンのグローブからの利益は増加した。

 

シンガポールではシングテル、スターハブ、モバイルワンに次ぐ第4の携帯電話事業者として豪TPGテレコムの参入が決まっている。