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経済

2018年11月12日

外資系保険、持ち株削減の代わりにマレーシア保険ファンドに拠出

【クアラルンプール】シンガポールの保険大手、グレート・イースタン・ホールディングス(GEH)は、リム・グアンエン財務相が予算案で示した低所得層向け「B40保健ファンド」に資金を拠出すると発表した。マレーシア法人の上場は行わない。日系を含むほかの外資系保険会社も追随する見通しだ。

 

中央銀行バンク・ネガラの規則では、マレーシア法人の株式を100%保有する外資系保険会社は今年6月までに、持ち株比率を70%まで引き下げる必要があった。

 

しかし消息筋によると、株式公開価格の問題や、外資が持ち株削減に消極的なことから、規則順守は困難と推測されていた。

 

そこで話し合いが持たれ、70%規則を守れない外国保険会社は事業規模に応じファンドに拠出するとの解決策が示されたという。同ファンドは所得層下位40%の国民の治療・入院費を全額負担する。

 

出典:ザ・スター、ザ・サン

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