2018年12月10日
シンガポール、地場企業のSCオート、設計から手掛けたバスを発表
国内資本のSCオートは12月7日、設計から製造まで一貫して自社で製造したバス「SCニュースター」を発表した。開発、製造に6,000万Sドル(約49億3,260万円)を投じた。
乗り合いバスを設計から製造まで手掛ける企業は東南アジアで初めて。台枠を使わずシャシーを枠にはめ込んだ製造方法が特徴だ。生産工場の敷地は20万平方フィート(1万8,580平方メートル)ある。
軽量素材を用いており燃費効率が高い。排ガスはユーロ6基準を満たしている。ミャンマー最大都市のヤンゴンに3,000万Sドルを投じ製造工場を建設しており、来年初頭に生産を開始する。ミャンマー初のバス製造会社になる。
SCオートは1977、輸送サービス会社として創業、バスは1台しかなかった。その後、事業を拡大し、10年後には220人を雇用し40台のバスを運行するまでになった。
タン・ショーチュア会長はバスの設計・製造に乗り出すことを計画し、200種以上のデザインを製作した。既に複数の商標を登録している。
研究開発拠点はシンガポール、工場はシンガポールとミャンマー、販売事務所は香港とミャンマーにある。