スーパーマーケットをチェーン展開する4社が12日、シンガポール環境審議会(SEC)、DBS銀行と連携し、レジ袋の使用を減らす運動「ワン・レス・プラスチック」を開始した。15日から来年2月13日まで、計16の店舗で、何回でも使用可能な買い物バッグの使用を奨励する巡回イベントを開催する。
運動に参加しているのは、フェアプライス、シェン・ション、マホタとプライム・スーパーマーケットを経営するプライム・グループ、およびコールド・ストレージとジャイアントを経営するデアリー・ファーム・グループ。
イベント期間中、買い物客は50Sドル以上購入すると、防水の生地で作った買い物バッグをもらうことができる。所在地追跡のためバーコードが印刷してある。
当初は4万個の買い物バッグを用意する。買い物客の反応が良好であれば提供するバッグを増やす。
スーパーマーケットで買い物客が提供されるレジ袋は年間8億2,000万枚。1回の買い物で3枚かそれ以上という客が半分を占める。
SECのイザベラ・ロー委員長は、今回のキャンペーンを通じレジ袋使用を25%削減したいと語った。
開始式に出席したエーミー・コー環境・水資源担当上級閣外相は、「これまでの習慣を消費者に変えてもらうのは容易ではない。法律による強制、レジ袋の有料化は必ずしも有効とは言えず、なぜレジ袋の大量使用が望ましくないかを理解してもらう方が、持続可能な方法だ」と述べた。