電力のSPグループは1月9日、電気自動車向け充電器の運用を開始した。設置場所は8カ所で、計38台の充電器で業務を開始した。
充電器は交流方式、直流方式ともそれぞれ19台で、普通サイズの電気自動車の充電に要する時間は、交流方式(43キロワット時)が45~60分、直流(50キロワット時)が30分余り。家庭用電源だと6~8時間かかる。SPは3~4年後をめどに、15分で充電できる350キロワットの充電器も導入する計画だ。
配車サービスのグラブが計画している韓国・現代自動車製電気自動車の投入に備えたもので、充電中、運転手が休憩をとれるよう、充電施設は全てフードセンターの近くに整備した。SPグループは2020年をめどに充電器を1,000台まで増やす。 充電器の利用にはSPが提供するアプリケーションを利用する。充電が完了するとドライバーに知らせ、支払いを促す。決済はDBSかPOSB発行のカードを利用する。いずれほかの銀行のカードでも決済ができるようにする。
充電料金は交流が1キロワット時0.414Sドル(約33円)、直流が0.473Sドル(約38円)。ガソリンより燃料代を50%節約できるという。一般ドライバーも利用できるが、グラブのドライバーには割引料金を適用する。
グラブは現代自動車から近く20台の引き渡しを受ける。