2019年1月14日
ペトロナス・ツイン・タワー近くのホテル、身売り
【ペタリンジャヤ】
不動産開発、ホテル経営など多角的に手掛けるトロピカーナ・コーポレーションは、クアラルンプールのWホテルを売りに出したもようだ。消息筋によると、売却提示価格は3億6,000万リンギ(約11億円)。
1室あたり240万リンギ(約730万円)で、業界関係者によれば「やや高めの価格設定」だ。昨年上半期に営業を開始したばかり。
Wホテルはクアラルンプールの著名建造物、ペトロナス・ツイン・タワーに近い。55階建て高層ビルの8階から24階を占めている。残りの階は住宅などで、住宅は中国、香港、台湾、日本、韓国、シンガポール、米国の投資家らが購入している。
トロピカーナ経営者は、ベルジャヤグループの総帥ビンセント・タン氏の弟であるダニー・タン氏。Wホテル以外にも、ジョホール州やランカウイ島の土地を売りに出している。