キャピタランド子会社でサービスアパート(中長期体滞在型賃貸住宅)運営のアスコットが新規契約を結んだ結果、経営に当たるサービスアパートが10万戸に達した。
今回契約を交わしたのは11カ国の物件、4,600戸で、半分は今年から2023年にかけ中国で建設される。1件はシンガポールでの建設事業だ。
ケビン・ゴー最高経営責任者によると、運営するサービスアパート数は17年、18年とも急増し、18年は3万戸と単年で過去最多のアパート運営を受託した。
アスコットは最近、オランダ市場に参入しており、シタディーンのブランドでサービスアパートをフランチャイズ展開する。これで進出先は33カ国、172都市になった。この先、インド、インドネシア、フィリピン、タイ、英国での業務拡大を進める。
今回結んだ契約のうち4件は中国におけるシタディーンブランドの物件。米ナスダック上場企業で急成長を遂げている中国のマルチブランドホテルグループ、華住酒店集団との提携事業。1件はシンガポールに建設する81室のジ・ホテル・オーチャードで、華住酒店が中国以外で建設する初の不動産となる。
アスコットは23年末までには運営するサービスアパートを16万戸まで増やす計画だ。