英国発のフィンテック企業、レボリュートは数週間以内にシンガポールでベータ版でのサービスを開始すると発表した。
同社はシンガポールをアジア太平洋地域本部としている。ブレグジットなど外的環境が不確かなため、技術者をシンガポールに送り込みシンガポール業務を強化する。
21日の声明で同社は、「シンガポールの労働者は高度の教育を受け熟達しており、フィンテックを歓迎する監督の枠組みもあり、技術センターとしての地位を固めている」とした。
レボリュートはネット専用銀行で、2015年7月に開始したサービスでは手数料無料で国際送金が可能だ。120カ国の通貨に対応しており、ビットコインなどの仮想通貨の取引も可能。為替はインターバンクレートを適用しているのが特徴だ。顧客レートより客に有利な相場だ。
欧州では既に400万人の加入者がおり、現在、毎日1万口座の開設があるという。月間取引額は昨年7月の24億米ドル(約2,659億円)に対し、現在は46億米ドル(約5,096億円)。事業資金として投資から3億4,000万米ドル(約377億円)を調達している。