規格生産性革新庁(SPRING)と国際企業庁の統廃合で昨年4月に誕生したエンタープライズ・シンガポール(ESG)は14日、これまでの成果と今後の方針を発表した。中小企業のデジタル技術採用を一層奨励し、また海外進出では早期段階での進出を促す。
ピーター・オン長官によると、これまでに7,000件の能力向上プロジェクトを支援した。支援を受けた企業は大手を含め7万6,000社。
優先課題の「生産性引き上げ」「国際化の加速」「イノベーション強化」は以前と同じだが、取り組み方を変えるという。
生産性引き上げでは、デジタル技術の採用でより多くの中小企業を支援する。またある程度の規模になるのを待たず、起業当初からデジタル化を奨励する。
中小企業の海外進出を一段と支援する。また操業開始からある程度年月が経過するのを待たず、早期の海外進出を促す。
技術革新では、技術開発企業の主導によるイノベーション開発から脱却し、産業界のニーズに応じた技術、ソリューション開発を奨励、推進する。