人材開発省(MOM)の4月26日発表によると、2019年3月の失業率(速報値、季節調節済み)は2.2%となり、前回調査の2018年12月から横ばいだった。前年同月からは0.2ポイント上昇した。
外国人メイドを除く雇用者数は第1四半期中に1万2000人増加。季節要因で前期の1万4700人増を下回ったものの、18年前年同期の400人増より多かった。主にサービス業の雇用が増え、また、建設業の雇用が16年第1四半期以来の増加に転じた。
失業率はシンガポール人と永住権(PR)保持者に限ると3.0%となり、18年12月から横ばい。一方、シンガポール人限定では3.2%と、0.1ポイント上昇した。
全体の失業率はリーマンショック後の09年に一時3.3%まで上昇したものの、10年以降は1.8〜2.2%の範囲で推移している。
(提供:亜州ビジネスASEAN)