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旅券取得がいつでも可能に、出入国カードの電子化も

 
 移民・検問庁(ICA)は旅券、身分証明書交付手続きが1日24日間、いつでも可能な総合サービスセンターを2023年末までに開設する。「アイスマート」と呼ぶセルフ方式の機器を利用した、生体認証技術を取り入れたシステムで、申請者は予約なしで申請し交付を受けることができる。
 
 ICAはまた、出入国カードも今年下半期からデジタル化に着手する。外国人はオンラインで電子出入国カードを入手すれば、紙のカードへの記入は不要になる。ICAは紙の出入国カードは21年をもって廃止する方針だ。
 
 9月からICAは航空会社に、搭乗者の旅券情報、旅行経路などの情報提出を求める。テロの予防が目的。トゥアスにあるマレーシアとの国境検問所では国民向けに、顔と虹彩による身元確認方式を導入し旅券提示を不要にしているが、外国人にも適用する。
 
 アイスマートを提供する総合サービスセンターは、カラン・ロードのICA本部ビルに隣接する駐車場に、新たに建設する10階建てビルに収容する。総合サービスセンターでは1カ所ですべての書類を入手でき、入手までに要する時間も15分以内で済むという。