2019年6月11日
今年の小売業4.9%成長予想、調査会社が上方修正
小売市場調査会社のリテール・グループ・マレーシアは、2019年の小売業界の成長率予想を3月発表の4.5%から4.9%に上方修正した。国内外の経済状況に懸念が残るものの、ラマダン(断食月)明け休暇の消費が堅調だったことから予想を引き上げた。ザ・サン・デイリーが7日付で伝えた。
上半期の成長率予想も3月発表の3.1%から3.8%に引き上げた。一方で第3四半期の予想は3.9%、クリスマスや年末で消費が拡大する第4四半期の予想は5.8%にそれぞれ据え置いた。
マレーシア小売チェーン協会(MRCA)の加盟企業に対して行ったアンケートの結果では、第2四半期の小売売上高の伸び率は5.5%になるとの見立て。分野別にみると、デパートは7.2%、アパレル店は4.2%、ドラッグストアとパーソナルケア販売店は15.2%、スポーツ用品やカメラ、玩具、テレビ通販などを含む専門店は10.8%と高い伸びを予想。一方で、スーパーマーケットとハイパーマーケットはマイナス7.4%を見込んでいる。
(提供:亜州ビジネスASEAN)