2019年7月3日
タクシーの車内撮影用ビデオカメラ、録音も可能に
タクシーおよび配車サービスで運行される個人ハイヤーでは、車内撮影用ビデオカメラによる録音が7月15日から認められる。無賃乗車や運転手に対する暴力を抑止するのが狙い。陸運庁(LTA)は1年前にタクシー、個人ハイヤーに対し車内撮影用ビデオカメラの設置を許可していた。
民意調査機関のリーチが今年3月、15歳以上の居住者1,000人を調査した結果によると、90%は録音に賛成との意見だった。画像だけでなく音声もあった方が事件の際の捜査に有効だと当局はみている。
タクシー運営会社、配車サービス業者、および代金を受け取って人に輸送サービスを提供するドライバーは事前に、LTAからカメラ設置の許可を得なければならない。設置可能なカメラは、アイ・ビジョン、ソロ、SSTAテクノロジー・デベロップメントの3社だけ。
設置車両は、ビデオカメラを設置していることを車内に掲示しなければならない。予約客をとる場合、カメラ付き車両であることを客に知らせなければならない。
2017年のタクシー利用回数は2億8,700万件で、乗り逃げは230件あった。