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清掃係・ランドスケープ維持労働者、賞与支給と賃上げ義務付け

 
 清掃人およびランドスケープ維持労働者は来年1月から賞与の支給を受け、また数年間にわたり斬新的賃金モデルの下、賃上げを保証される。低賃金労働者の賃金引き上げが目的で、政労使3者の代表で構成する委員会が賞与支給・賃上げを勧告し、政府が受け入れを決めた。
 
 庭、公園、敷地内造園緑地など景観を健康的、清潔、安全に保つランドスケープの維持管理に携わる労働者について、雇用者は来年1月以降、賞与の支給を義務付けられる。1年以上勤続の居住者が支給対象で、額は賃金の2週間分かそれ以上。支給回数は年1~2回。
 
 緑地での草刈りなどこうした作業に携わる労働者は3,000人。雇用者はまた、来年7月に最低基本給を150Sドル(1万2千円)引き上げ、21年と22年は同100Sドル(約8,000円)引き上げなければならない。現在、基本給が1,300Sドル(約10万3,000円)の労働者は22年7月には1,650Sドル(約13万1,000円)になる。その後23年から25年は少なくとも年3%の賃上げを受けられる。
 
 清掃人も来年1月以降、賞与の対象になる。賃上げ幅は来年から22年まで年3%。清掃業の免許を受けた企業で働く居住者が支給対象。シンガポール・ランドスケープ業協会のアラン会長代行は「金銭だけの問題ではなく、ランドスケープ業のイメージ改善にもなる」と語った。