2019年7月11日
XLアシアタのデータセンター事業、隣国企業が買収
通信インフラ事業を手がけるシンガポールのプリンストン・デジタル・グループ(PDG)は、マレーシアの通信大手アシアタのインドネシア法人であるXLアシアタのデータセンター事業を買収すると発表した。70%を出資し、合弁会社として経営する。ザ・インサイダー・ストーリーズが伝えた。
合弁会社の名称はプリンストン・デジタル・グループ・データセンター(PGDC)で、資本金は100億ルピア(約7600万円)。年内に既存のデータセンターを拡張し、国内のデータセンターでは最大規模に、東南アジアでも最大級の一つにする。
インドネシアのデジタル経済は2025年までに東南アジア地域で最大規模になる見通し。域内のデジタル経済は2017〜21年に年率14%で成長する見込みで、PDGのラング・サルガメ最高経営責任者(CEO)は、土台となるインフラを構築していくと述べた。一方、XLアシアタのダイアン・シスワリニ社長兼CEOは、データセンター事業を合弁会社にすることで、本業の移動通信事業に専念できると話している。
(提供:亜州ビジネスASEAN)