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5月の鉱工業生産4%増、鉱業が2カ月連続でプラス

 
 マレーシア統計局が7月12日発表した2019年5月の鉱工業生産指数(IPI)は、前年同月比で4.0%上昇した。上昇率は前月と同水準。鉱業(3.0%)が2カ月連続で増加し、伸び率が前月(2.3%)から拡大。一方、製造業(4.2%)と電力(5.7%)は、ともに前月から0.1ポイント減速した。
 
 製造業では、自動車(6.9%)の伸びが0.3ポイント縮小。また、電気・電子製品(3.7%)と石油・化学・ゴム・プラスチック製品(3.6%)が前月を0.4ポイント下回った。一方、木製品・家具・紙製品・印刷(6.5%)が1.3ポイント加速し、繊維・衣料・革製品・履物(5.8%)や金属類(3.8%)も前月の伸びを上回っている。
 
■製造業売上高6.7%増
 
 統計局が同日発表した19年5月の製造業売上高は、前年同月比6.7%増の697億リンギ(約1兆8300億円)だった。 業種別では自動車が11.6%増、繊維・衣料・革製品・履物が9.8%増、木製品・家具・紙製品・印刷が9.2%増、金属類が7.0%増、電気・電子製品が6.4%増などだった。
 
 製造業の従業員数は1.4%増の108万5179人。支払われた労賃は4.1%増の39億6910万リンギ(1人当たり3658リンギ)だった。
 
(提供:亜州ビジネスASEAN