2019年7月18日
欧州のパーム油規制でWTOに訴え、11月まで
マレーシア政府は、欧州連合(EU)がパーム油の使用を制限する方針を掲げていることについて、今年11月までに世界貿易機関(WTO)に訴え出る方針だ。テレサ・コック第一次産業相が明らかにした。ニュー・ストレーツ・タイムズが15日付で伝えた。
EUは、パーム油生産が森林伐採につながるとして、2030年にパーム油のバイオ燃料としての使用を禁止する方針を固めている。マレーシアは、これがパーム油生産国に対する差別的な扱いになるとしてWTOに訴え出る構え。現在は検事局(AGC)と協議しながら訴状を詰めている段階という。
同相は、同じくパーム油生産大国のインドネシアとも協議し、共同でWTOに訴え出ることも視野に入れているとしている。
(提供:亜州ビジネスASEAN)