2019年7月18日
国産の掃除ロボット、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイで作業開始
シンガポールで開発、製造された掃除ロボット300台が7月17日、巨大庭園ガーデンズ・バイ・ザ・ベイに配備され作業を開始した。月単位で清掃会社にリースされている。リース料は1台当たり月1,350~2,150Sドル(約11万~17万円)。
開発したのは新興企業のライオンズボット・インターナショナルで、同日の「就業式」でコー・ポークーン閣外上級相(通産担当)は、ロボット技術の採用拡大に貢献する発明だと述べた。人間ができる以上の作業を、ミスも少なくこなすことができるという。開発に2年と500万Sドル(約3億9,735万円)の費用を投じた。
開発したのはシンガポール科学技術・デザイン大学(SUTD)のチームで、政府が資金面から補助した。モハン・エララ助教授を含む21人の研究員、卒業生がライオンズボット社員としてプロジェクトにかかわった。
ライオンズボットの掃除ロボットはチャンギ空港、国立美術館でも利用されている。来年3月末までに、同社はごみ吸引、掃きとり、モップがけ、清掃用具運搬が可能なロボットを投入する。一部のロボットは、坂を上ることや、自動車を減速させるための道路の突起物(スピードバンプ)を乗り越えることができる。