AsiaX

転職の際は17%の賃金増を期待、RGFリクルート調査

 
 シンガポールの求職者は転職に際し、これまでより17%多い賃金を期待していることが、RGFインターナショナル・リクルートメントによる求職者意識調査から分かった。RGFはシンガポールを含むアジア11カ国・地域(マレーシア、インドネシア、フィリピン、タイ、ベトナム、インド、日本、中国、香港、台湾)で3,500人から回答を得た。
 
 シンガポールでは、求職の際に最も関心を払う要素は賃金、との回答は61%。転職に際し賃金増を期待している、との回答は83%だった。求職の際に関心を払う要素の2位は「優れた同僚と仕事ができる」で13.6%、「出世の機会がある」が10.8%だった。
 
 シンガポールの雇用者は雇用に積極的で、この先1年間、積極的に採用するとの回答は57.9%あった。優秀な人材を見付け、呼び込むむずかしさが最大の課題、と回答した雇用者は84%だった。
 
 求職者にとっての理想の職種は、医療・生命科学、テクノロジー・インターネット・通信だった。また、機会があればシンガポールで就労したい、との回答者は中国、米国、欧州連合(EU)を選んだ回答者より多かった。シンガポール人が望む海外就労先では、中国を挙げた回答者が21%。香港を挙げた回答者が12%だった。