マレーシア・バイオディーゼル協会は、2019年のバイオディーゼル燃料(BDF)の生産と輸出が過去最高になると予想している。パーム油価格の下落によりパーム油由来のBDFに対する需要が高まり、輸出が拡大すると見込む。ザ・スター・オンラインが26日付で伝えた。
同協会は、19年のBDF生産量が前年比55%増の140万トン、輸出量が16〜24%増の60万〜65万トンに達すると予想。7月24日に欧州委員会(EU)がインドネシアから輸入するBDFに8〜18%の反補助金税を課すことを議会に提案したことも、マレーシア産の輸出を後押しするとみている。
19年上半期のマレーシアのBDF輸出量は28万8074トン。18年通年(51万5467トン)の半分を超えた。同協会のユニタン会長は、「19年は上半期が好調で、下半期にさらに増えるだろう。過去最高を記録することを期待する」と述べた。
(提供:亜州ビジネスASEAN)