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経済

2019年8月29日

年商10億ドル超の域内200社、9社がシンガポールからランクイン

 
 フォーブズのアジア版がまとめた、年商が10億米ドル超(約762億円)のアジア太平洋地域の上場企業200社リストに、シンガポールから9社が入った。過去5年間の売上高、営業利益、株主資本利益率、この先1~2年の成長見通しを総合し選んだもので、赤字企業や過去5年間に減収だった企業は除外した。
 
 リストアップされたシンガポール企業は3大銀行(DBS、OCBC、UOB)、ウィルマー・インターナショナル、オラム・インターナショナル、キャピタランド、シティー・デベロップメンツ(CDL)、電子機器のベンチャー・コーポレーション、ASMパシフィック・テクノロジーで、直近の売上高はそれぞれ25億~445億米ドル(1,906億~3兆3,922億円)。株式時価、純利益は3大銀行が突出しており、時価順位は、DBSが13位、OCBCが20位、UOB(大華銀行)が23位だった。
 
 リスト上位に入ったのは、中国のアリババ、テンセント、世界最大の半導体ファウンドリーの台湾系TSMC、韓国のハイニックス、ユニクロを展開するファストリテーリング。
 
 リストアップされた企業の3分の2近くはフォーブズ・アジア版の富裕層リストに掲載された個人、ファミリーが大株主か、つながりがある。代表例がフィリピンのサンミゲル・フード・アンド・ビバレッジで、億万長者のラモン・アン、エドゥアルド・コファンコ・ジュニアの2人が筆頭株主。

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