物流・貨物輸送のフラン系ボロレ・ロジスティクスは12月4日、1億Sドル(約80億円)を投じ西部ブーン・レーに建設した物流センター「ブルー・ハブ」の開所式を行った。施設内には同社2つ目の、アジア太平洋地域では初のイノベーション・センターも整備した。
施設面積は5万平方メートルで、高さ43メートルのコンベヤーを設置しており、同タイプの倉庫より電力消費量が40%少なくて済む。化粧品、香水を主に扱う。
センターはスペースを最大限活用できる設計で、自動化システムを導入しており、能率よく機械が商品をピックアップする。
シンガポールを拠点とする物流会社は5000を数え、国際・地域本部を設けている多国籍物流会社は25あり、来賓のチー・ホンタット閣外上級相(通産担当)は、ボロレによる施設建設は、物流会社にとりシンガポールが戦略的拠点としての魅力を維持していることの証と述べた。
イノベーション・センターではロボットアームの開発などを手掛ける。シンガポール国立大学、シンガポール・ポリテクニックと提携し、カリキュラム作成、物流・貨物ソリューションの研究も行う。学生には就業体験の機会を提供する。