2019年12月6日
来年2月の航空ショー、電力をすべて太陽光発電で
来年2月、チャンギ展示センターで開催されるシンガポール航空ショーでは、すべての電力を太陽光発電で賄う。主催者のエクスペリア・イベントによると、展示会建物の屋上にソーラーパネル1万5,000枚を既に据え付けた。年間7,840メガワット時の電力を生産できるという。
エクスペリア・イベントのレック・チェットラム代表は「わずかではあるが、環境持続性に貢献する」と語った。
会期は2月11日~16日で、航空業界幹部サミット、ビジネスフォーラム、アクロバット飛行などが行われる。
出展業者は50カ国1,000社を予定しており、航空宇宙・防衛機器メーカー上位100社のうち65社の参加がほぼ決まっている。ビジネス関係の来場者は5万5,000人の見込みで、アジア最大の航空ショー。
中国の民間企業による出展は前回より5%増える。展示品には、中国商用飛機とロシアのユナイテッド・エアクラフトが共同開発した広胴旅客機COMAC C929が含まれる。中国はC929を長期的戦略として、エアバスとボーイングによる2社独占を崩す先兵隊とする。
航空ショーの新たな試みでは、イノベーション・フォーラムが開催される。エンブラエルXやボーイング・ホライゾンXなど「破壊的」技術の開発を手掛ける企業が空飛ぶ自律的タクシーの可能性などを話し合う。