2020年2月4日
社員の会社への忠誠度、シンガポールは世界平均以下
社員の会社への忠誠度でシンガポールはほかの国の平均を下回っていることが、体験管理業者クワルトリクスの調査で分かった。
調査には17カ国・地域の1万3,551人が参加。シンガポールからは500人が回答した。シンガポールの社員エンゲージメント(仕事・組織に貢献するとの意欲)は47%で、英国、マレーシア、米国、インドなどを下回った。
仕事に意欲があり、熱心で、組織の評判と利益を促進するために積極的な行動を取る人がエンゲージメントのある社員と定義される。
企業としての発展性、キャリア開発の見込み、仕事に対する上司からの評価などからエンゲージメントを測定した。
会社が社員に意見提出を、それも頻度多く求めることを社員は望んでおり、さらに社員の意見を目に見える形で会社が実行するかに社員は最も関心を払っているという。
シンガポールでは20%近くが1年以内に転職すると回答した。2年以内に転職する、との回答は38%あった。報告書は「2年ごとに社員の3分の1が入れ替わることになる。代償は大きい」とした。