2020年2月12日
昨年の外国人入国者は過去最多の1900万人、観光収入は270億ドル
シンガポール政府観光局(STB)は11日、昨年の観光統計(速報値)を発表した。外国人入国者は前年比3.3%増の1,910万人で過去最多。観光収入は0.5%増の271億Sドル(約2兆円)で、これも過去最大だった。
観光収入の内訳(1~9月実績)は飲食が18億5,000万Sドル(約1,465億円)で5%減少。宿泊は7%減の40億9,000万Sドル(約3,239億円)、物見・娯楽・賭博は2%減の44億Sドル(約3,485億円)だった。
一方、買い物は3%増の41億8,000万Sドル(約3,311億円)で、ジュエル・チャンギ・エアポート、フナンなどの開業が貢献した。その他(航空機代、国内交通費、医療観光)は4%増の60億Sドル(約4,752億円)だった。シンガポールを拠点とする航空会社の利用が増加した。
シンガポールにとり最大の顧客市場は中国で、入国者数は362万7,000人(通年実績)、観光支出は32億Sドル(約2,534億円、1~9月実績)だった。2位はインドネシアで、311万人、23億Sドル(約1,821億円)だった。
入国者数3位はインドの141万8,000人、4位はマレーシアの122万人、5位は豪州の114万人で、日本が88万4,000人の6位だった。以下は、フィリピン、米国、韓国、英国。 ホテルの客室収入は5.5%増の42億Sドル(約3,326億円)だった。