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社会

2020年6月22日

サーキットブレーカー解除第2段階始まる、買い物意欲は旺盛

 ウイルス感染拡大を抑制するため社会・経済活動を制限する「サーキットブレーカー」が解除され、規制が大幅に緩和された第2フェーズが19日、始まった。小売店が営業再開を認められたが、複数の店舗を持つ小売業者によると、客は購入の決断力が強く、また中心部の店舗より郊外店で客数が多かった。
 
 オーチャードでは午前の客足は少なかったが、午後になりMRTオーチャード駅には多数の乗降客が見られた。小売店では入店待ち、店舗内とも他人との距離確保が義務付けられおり、店員やソーシャル・ディスタンシング大使が指導に当たった。
 
 家電、家具販売のコーツによると、買いたいものが決まっていて店に来た人が多かった。品定めの時間を減らすように、との呼びかけに国民が応じていることの証左だという。家具のイケアでは多数の来店があり、駐車場の一部を待ち行列スペースに転用した。
 
 私営の画廊は営業を開始したが、公営の国立博物館、国立美術館、アジア文明博物館は26日に業務を再開する。マレー・ヘリテージ・センターなど遺産センターは7月3日から。入退場者を記録する「セーフエントリー」、検温、マスク着用は必須。受け入れ人数は通常の25%で、音声ガイドなど不特定数が共有する機器は提供しない。
 
 モスクも26日から集団礼拝を再開するが、参加にはオンラインでの予約が必要。礼拝、説教時間は短縮する。説教に当たり礼拝指導者は会衆の最前列から2メートルの距離を取り、フェイスシールドを着用する。

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