シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP中国・東方日昇、太陽電池生産拠点に22億元

経済

2020年7月21日

中国・東方日昇、太陽電池生産拠点に22億元

 中国の太陽電池製品大手、東方日昇新能源(ライセンエネルギー)は7月18日、マレーシア国内に年産能力3GWの高効率太陽電池セルとモジュールの生産拠点を設置すると発表した。投資額は22億4,240万人民元(約344億円)で、工期は18ヵ月を予定している。具体的な設置場所は発表していない。
 
 同社は今回、中国の浙江省義烏市、安徽省ジョ州市(ジョはさんずいに除)でも太陽電池製品の大型投資計画を発表しており、3ヵ所合計の投資額は110億人民元(約1,687億円)、年産能力は13GWに達する。大型投資によって先端製品の生産規模を拡大し、業界でのリードを保つことが狙いだ。マレーシアについて同社は、中国の国家戦略「一帯一路」で重要な位置にある国と指摘した。
 

■ベトナムで250MWのEPC受注


 ライセンは7月13日、広東興海投資集団から、ベトナム南部ビンフオック省ロクニン県の250MWの太陽光発電所のEPC(設計・調達・建設)契約を受注したと発表している。今年12月の引き渡しを見込む。ライセンは、民間企業による太陽光発電所のEPC事業としては最大規模であり、ベトナム市場での競争力強化に貢献すると説明した。

(提供:亜州ビジネスASEAN

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP中国・東方日昇、太陽電池生産拠点に22億元