2020年9月30日
飲食店での感染防止ルール違反、店は営業停止、客には罰金
シンガポール持続可能性・環境省は9月29日、飲食施設においてコロナウイルス感染防止のための対策を怠ったとして、店には10日間の営業停止を、客32人には罰金(1人につき300Sドル/約2万3,000円)を命じたと発表した。
同省は、飲食施設の安全を保つためだとし、法執行を強化する方針を強調。客に対しては社会的に責任ある行動を求めるとした。違反が1回目であっても警告にとどめず、営業停止、罰金を科すという。
営業停止を命じられたのはジャンボリー・バー、カフェ・ド・ムセ、チキン・アップなど8店で、「午後10時半以降に酒を客に提供」「仲間が複数のテーブルに別れ飲食中に交流」「椅子間距離を1メートルとらなかった」などの違反をとがめられた。
食事が終わった後、直ちにマスクをしなかったため罰金を言い渡された客もいた。シンガポール・レストラン協会の広報部によれば、食事後、直ちにマスクを着用しない客も店員が着用を促せば着用するが、店員が注文処理で手いっぱいの時など、速やかに着用を促すことができないという。
別に14店が違反行為で摘発され、うち13店が1,000Sドル(約7万7,000円)の罰金を、違反2回目の店が2,000Sドル(約15万4,000円)の罰金を命じられた。