2020年10月13日
リンギ含むアジア通貨は値上がり、UOB予想
米ドルの全般的な弱さと中国経済の回復を背景に、リンギを含めアジア通貨はこの先6~12ヵ月間、値上がりするとシンガポール系大華銀行(UOB)のジュリア・ゴー上級エコノミストは予想している。
新型インフルエンザ禍が原因の先行き不透明、米中の緊張も相場要因だ。来年6月までにリンギは1米ドルに対し4.05リンギまで上昇するという。
外国人投資家の有価証券投資もリンギ上昇予想の根拠だ。9月の外国人投資家による株式投資は売り越し、債券は買い越しで、合算では買い越しとなり、5ヵ月連続の買い越しとなった。
第3四半期は、債券が106億リンギ(約2,703億円)の買い越し、株式が60億リンギ(約1,530億円)の売り越しで、有価証券全体では46億リンギ(約1,173億円)の買い越しだった。第2四半期は24億リンギ(約612億円)の買い越し。
しかし2月と3月が大幅な売り越しだったため、1~9月では175億リンギ(約4,463億円)の売り越しだ。
(提供:ASIA INFONET.COM)