2021年12月20日
11月の輸出24%増、12カ月連続プラス
シンガポール企業庁が12月17日発表した2021年11月の輸出額(石油と再輸出を除くNODX)は、前年同月比24.2%増の168億1,871万Sドル(約1兆4,000億円)だった。プラス成長は12カ月連続で、伸び率は前月の17.8%から拡大。全体の4分の1を占める電子製品が2桁増を維持したほか、特殊機械や石油化学製品が大きく伸びた。
電子製品(29.2%増)は12カ月連続のプラスで、前月(14.9%増)から伸びが加速。電子の5割を占める集積回路(IC)が4割増となり、全体をけん引した。ただ、プリント回路基板アセンブリー(PCBA)は3カ月連続の前年割れだった。非電子製品(22.7%増)は3カ月連続のプラス。特殊機械(74.4%増)や石油化学製品(66.0%増)が全体を押し上げた。
主要国・地域への輸出は、最大の中国向け(45.3%増)が3カ月連続で拡大。特殊機械や石油化学製品がけん引した。一方、2番目に大きい米国向け(0.9%増)は2カ月ぶりのプラス。日本向け(13.7%増)は5カ月連続で前年を上回っており、電子製品(6.8%増)、非電子製品(15.1%増)とも伸びが加速した。
(提供:亜州ビジネスASEAN)