マレーシア統計局が5月12日発表した2022年3月の流通業売上高は、前年同月比9.8%増の1,237億7,340万リンギ(約3兆4,700億円)となり、過去最高額を更新した。
プラスは6ヵ月連続で、前月から伸びが拡大。自動車販売が2桁増を維持したうえ、卸売りと小売りの伸びが前月から拡大した。
売上高の内訳は、◆卸売り=8.6%増の572億4,050万リンギ◆小売り=10.8%増の498億5,120万リンギ◆自動車販売=11.1%増の166億8,170万リンギ――。小売りと自動車は過去最高額を更新した。自動車では車両販売が10.6%増となり、前月から伸びが加速。部品販売と保守整備の増加率は3ヵ月連続で20%を超えた。
3月の流通業販売量指数の上昇率(前年同月比)は4.8%と、6ヵ月連続のプラス。業態別では◆卸売り=1.2%◆小売り=7.3%◆自動車販売=6.5%――だった。卸売りのプラスは5ヵ月連続、小売りと自動車販売は6ヵ月連続となる。
(提供:亜州ビジネスASEAN)