2022年8月8日
日本郵船、潮流発電の実証事業に参画
日本郵船は8月4日、シンガポールの潮流発電会社、ブルーエナジー・ソリューションズが現地で実施する実証事業に参画すると発表した。
電力会社の送電網に接続しないオフグリッドの事業で、第4四半期の開始を予定。脱炭素化に向けて海洋再生可能エネルギーの商用化を推進する。
事業ではブルーエナジーが独自開発した発電タービンを使用。日本郵船は発電効率や蓄発電コストの試算、蓄電装置の検証などを進める。ブルーエナジーは日本と東南アジアに自社のソリューションを売り込みたい考え。
潮流発電は、年間を通じて水量・方向が安定している潮流を利用するため、気象条件などに影響を受ける風力発電などと異なり、発電量の予測が立てやすいという。日本郵船は2019年にもシンガポールの潮流発電事業に参画している。
(提供:亜州ビジネスASEAN)