8月10日(水)の朝、ファーイーストプラザにいた女性は、3本の長い木の梁が高い天井から折れて2階のコンコースに落ち、かろうじて逃げた。
彼女はコンコースの端にある赤いベンチに座っていたが、灰色の梁が彼女のわずか数m先の床に落ちた。
コンコースに隣接する仕立屋の従業員は、大きな音を聞いて駆け出し、女性が急いで逃げ出すのを見たという。
午前9時45分ごろに事件が起きたとき、コンコースにいたのは彼女だけだったという。
幸いなことに、事件は早朝に起こった。オーチャード・モールのほとんどの店は午前10時以降に開店する。
ファーイーストプラザの経営陣は、技術者が故障したランプを交換するために天井から高天井照明を下ろそうとしたときに事故が起きたと述べた。
技術者は不注意にもウインチ(吊り上げ装置)の向きを逆にしたため、照明器具が天井のトレリスに向かって移動してしまったという。
この衝撃で3本のトレリスが外れ、5階から2階へ落下した。その時、コンコースには女性がいたが、幸いにも、誰も怪我をしなかったという。
モールの請負業者は、水曜日の夕方にモールが閉まった後、トレリスの修理を実施する予定という。コンコースは徹底的な点検の後、再開されるとFar East Plazaの経営陣は述べている。
事故があったコンコースは赤いベンチを囲むバリアで囲まれていた。
ベンチの上のレベル5の天井には隙間があり、1本の梁が部分的に外れてぶら下がっているようだった。
普段は静かな小売店や労働者たちの朝、特に9時前に開店したカフェや喫茶店の人たちは、梁が地面に叩きつけられる大きな音に驚かされた。
3階から5階まで、何人もの人が慌てて店から出てきて、その騒ぎを確認したという。
コンコースに隣接するIsle Cafeコーヒーショップの従業員は、何人かのモール従業員が急いで瓦礫を取り除き、エリアを柵で囲むのを見たと語った。
これはファーイーストプラザで最近起きた2番目の事件だという。7月10日には、2枚のガラスパネルが買い物客に蹴られ、下の階に落下したが誰も怪我をしなかった。
シンガポールで最も古い複合ショッピングセンターの一つであるファーイーストプラザは、1982年にオープンした。
ファーイーストプラザで天井の梁が落下
