2022年9月12日
7月の失業率3.7%、コロナ後で最低
マレーシア統計局が9月9日発表した2022年7月の失業率は3.7%で、前月から0.1ポイント低下、前年同月から1.1ポイント低下した。新型コロナウイルス流行後で最低を更新。規制緩和に伴う経済回復で、4月以降は3%台に下がっている。
労働力人口は前月比0.2%増の1,660万人(前年同月比3.3%増)、就業者数は0.3%増の1,598万人(4.5%増)に拡大。一方、失業者数は1.6%減の62万700人(20.2%減)だった。労働参加率は69.6%で、前月から0.1ポイント上昇、前年同月から1.3ポイント上昇した。
失業率は17年8月から20年2月まで3.2〜3.4%で推移した後、新型コロナ流行を受けて同年3月に3.9%、4月に5.0%へ上昇。5月には1986年以降で最悪となる5.3%を記録した。その後は改善に転じ、21年6〜7月の都市封鎖(ロックダウン)で一時悪化したものの、足元では低下基調にある。
(提供:亜州ビジネスASEAN)