電子商取引プラットフォームShopeeの最新の人員削減の影響を受けた従業員には、市場規範に沿った「適切な補償パッケージ」が与えられると、同社は9月19日(月)、Creative Media and Publishing Union(CMPU)との共同声明で述べた。
これは、シンガポールの一部の社員が月曜日にさらなるレイオフの対象となることを知らされたことを受けてのことという。
Shopeeの従業員のうち、一桁台前半の割合の人が影響を受けるそうだが、今回のコスト削減で、Shopeeの地域市場のうちいくつが打撃を受けるかは不明とのことである。
Shopeeのレイオフには、人事、地域オペレーション、マーケティング、製品・エンジニアリングの従業員が含まれている。また、シンガポールと中国の従業員を含む一部の従業員は、月曜日に行われた部門全体のタウンホールの直後に、解雇の通知を電子メールで受け取り始めたという情報も引用されている。
ニューヨーク証券取引所に上場しているSeaのEコマース部門である。Shopeeは、今年初め、この地域のShopeeフードとShopeeペイのチームの従業員を削減していた。
同社の親会社はここ数ヵ月、大規模なコスト削減を実施しており、厳しい世界情勢とテクノロジー株の大幅な下落の中で、同社の収益見通しに対する疑問が強まっている。
今月初めには、ゲーム部門のGarenaと研究開発部門のSea Labsでも人員削減を行った。
Shopeeの広報担当者は、今回の人員整理は、事業全体の自立を目指し、経営効率を最適化するための継続的な取り組みの一環である。私たちは、この移行期間中、影響を受けた同僚へのサポートを拡大したと述べた。
ShopeeとCMPUの共同声明では、CMPUのネットワークと全国労働組合会議のe2i(Employment and Employability Institute)を通じたキャリアコーチングとジョブマッチングサービスを含む雇用促進・支援は、必要に応じて提供される。また、CMPUはShopeeと密接に連携し、従業員の利益と福祉が可能な限り確保されるよう、引き続き取り組んでいくと述べている。
ブルームバーグは月曜日に、Seaが、膨れ上がる損失を抑え、投資家を取り戻すために、地域全体の人員削減の波の一部として、インドネシアのShopeeの従業員の3%を解雇する準備をしていると報じた。対象となるのは、Shopeeのマーケティング部門やオペレーション部門などという。
先週、Seaの共同設立者であるForrest Liは、Seaのトップマネジメントのメンバーが給与を見送り、事業経費を抑えることを社内メモで述べ、同社が「自給自足」する必要性を強調した。