Covid-19感染者100人のうち15人が再感染、新たな波が押し寄せる可能性も

　Covid-19に感染した100人のうち15人は以前にも感染しており、今後患者数が増加すれば、新たな波となる可能性があるという。
 
　10月10日（月）の夜、オン ・ イェクン (Ong Ye Kung) 保健相はこの数字を示し、当局は再感染率を見ることによって、この国が再びCovid-19の大きな波に見舞われているかどうかを監視していると語った。
 
　オン氏は、100人の感染者のうち、15人が2回目に感染している。もし、50％が2回目の感染に見舞われるようになれば、波が押し寄せてくる可能性があるという。
 
　オン氏は、世界の重要人物を招いて行われるYale-NUS College President’s Speaker Seriesの公開講座で、パンデミックに取り組んだ経験やシンガポールにおけるCovid-19対策の根拠について講演を行った。
 
　その中で、2021年10月に検疫ルールを緩和してパンデミックを乗り切った政府の決断は、デルタの波が荒れ狂う中で行われた決定的なものであった。当時のルールが簡素化され、約4万人が検疫から解放されたことは、シンガポールにとって「転機」となった。その後、ワクチン接種率が上がり、国民の大多数も必要に応じて責任を持って隔離するようになった。波が来るたびに、私たちは開放され、しかも波を乗り切ることができた。日曜日には4,000人以上の患者が報告され、通常一週間で最も恐ろしい日である火曜日には、この倍の9,000から10,000人になるかもしれないと述べた。通常、火曜日は週末の付き合いで症例数が急増する。
 
　現在のCovid-19の状況について、病院はより忙しくなり、医療従事者は負担を強いられる。我々は彼らをできる限りサポートし、最善を尽くして乗り切らなければならないと、オン氏は述べた。
 
　10月10日（月）には、シンガポールで新たに4,719人のCovid-19感染が報告された。